第3回 CMESの研究交流イベント、CMES workshop for Launching Interdisciplinary Communication and Knowledge sharing (CLICKs)を開催しました。
2026.07.13
CMESでは、環境動態解析部門、化学汚染・毒性解析部門、生態・保健科学部門の3つの研究部門があり、物理・化学・生物学を含む異なる観点から幅広い研究を展開しています。その強みを活かし、部門や分野の垣根を越えた研究交流を促進する場として、大学院生や若手研究者を中心とした研究ワークショップ「CLICKs(CMES workshop for Launching Interdisciplinary Communication and Knowledge sharing)」の第3回を2026年7月7日に開催しました。
CLICKsは、多くのデータや完成された成果がなくても発表できる、学生主体のポスター発表を中心に構成されています。研究の初期段階でも気軽に意見交換ができる環境を整えることで、発表に対する敷居を低くするとともに、自由で活発な議論を促進することを目指しています。
第3回となる今回は、約70名が参加し、45件のポスター発表が行われました。また、今回のCLICKsでは新たな試みとして、研究室紹介および実際に部門を越えた共同研究を実施している若手研究者による研究発表セッションを設けました。
研究室紹介では、研究内容だけでなく、各研究室の雰囲気や文化を伝える発表が行われました。研究室文化に関するクイズを取り入れた発表もあり、それぞれの研究室の特色が反映されたユニークなセッションとなりました。参加者にとっては、各研究室がどのような研究ビジョンを持ち、どのような環境で研究に取り組んでいるのかを知る貴重な機会となりました。
また、部門間共同研究を実施している若手研究者からの発表では、沿岸底生生物の生態理解に向けて、生物学的アプローチと物理学的アプローチを組み合わせた研究が紹介されました。発表では、共同研究がどのように形成されたのかに加え、異分野連携によって得られたメリットや、実際に進めるうえでの難しさについても共有されました。今後、部門や分野を越えた共同研究を展開していくうえで参考となる有意義なセッションとなりました。
CMESには多くの留学生が所属しており、今回もポスターは英語で作成し、ディスカッションの言語は自由としました。会場では、日本人の学部生や修士課程の学生が英語で発表や議論を行う場面も多く見られました。このようなカジュアルな発表の機会を通じて、学生や若手研究者が英語で発表する度胸と実践的なコミュニケーション力を身につけていくことが期待されます。
今後は、ワークショップという形だけにとらわれず、さまざまな交流を通じて、学生同士が日々の研究生活の中で感じる疑問や悩みを共有し、それが将来的な学際的共同研究のきっかけとなることを目指しています。さらに、こうした交流の積み重ねが、学生や若手研究者にとって研究発表やコミュニケーションを実践的に学ぶ機会となり、より充実した研究生活を支える場となるよう、今後も取り組んでいきます。





