第2回 CMESの研究交流イベント、CMES workshop for Launching Interdisciplinary Communication and Knowledge sharing (CLICKs)を開催しました。
2025.05.30
CMESでは、環境動態解析部門、化学汚染・毒性解析部門、生態・保健科学部門の3つの研究部門があり、幅広い研究を展開しています。その強みを活かし、部門や分野の垣根を越えた研究交流を促進する場として、大学院生や若手研究者を中心とした研究ワークショップ「CLICKs(CMES workshop for Launching Interdisciplinary Communication and Knowledge sharing)」の第2回を2025年5月23日に開催しました。
CLICKsは、通常の学会と異なり、多くのデータや完成された成果がなくても発表できる、学生主体のポスター発表形式を採用しています。研究の初期段階でも気軽に意見交換ができる環境を整えることで、分野を超えた自由な対話や発想の広がりを目指しています。
今回の第2回には、前回を上回る約70名の参加者があり、うち58名がポスター発表を行い、多様な研究発表がみられました。ポスターは、研究成果だけでなく、研究の背景、関心、課題、学びたいことを自由に表現するスタイルを引き継ぎ、修士課程や学部生による発表も積極的に行われました。
今回のCLICKsでは、新たに「フラッシュトーク(1分間プレゼン)」を導入。博士課程を中心とする16名の発表者が、限られた時間で研究の魅力を凝縮して紹介し、ポスター発表への関心を高めるきっかけとなりました。
CMESには留学生の大学院生やポスドクも多く所属しており、今回もポスターは英語で作成し、ディスカッションの言語は自由としました。会場では、英語・日本語・その他言語が飛び交い、国籍や専門を問わず、参加者それぞれが積極的に交流する様子が印象的でした。特に、日本人学生が英語で発表や議論を行う場面も多く見られ、言語と分野を越えた学びの場が自然と形成されていました。
CLICKsは、CMES内のネットワークを強め、若手研究者にとって自由に語り合い、協力の種を見つける場として、今後も定期開催を目指します。またCLICKsを通じて、学生や若手研究者同士がつながり、より充実した研究生活と、新たな研究の一歩を踏み出すきっかけとなることを願っています。