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愛媛大学沿岸環境科学研究センター

観 測SURVEY

調査実習船「いさな」活動内容

活動報告写真

CTDクロロフィルセンサー付多筒採水器は、いさなで最もよく使われる観測機材です。いさなの機動力を生かして、細かい観測地点の設定と多点の観測がおこなわれています。このことによって、伊予灘中央部の底部冷水塊の発見や砂堆積周辺から溶出する栄養塩の動態解明に役立っています。採水された試料は、研究室でオートアナライザーを用い、栄養塩分析が行われています。



関連研究
・豊後水道における外洋水進入現象(急潮・底入り潮)に関する研究
・底部冷水と栄養塩循環に関する研究
・河川プリュームの循環構造と挙動
・海陸風と海水温分布との関係に関する研究
・海峡周辺の冷水域と大気構造に関する研究
・外洋水の進入現象と地域気象に関する研究
・海底湧出地下水が沿岸域に及ぼす影響の評価


調査実習船「いさな」活動内容

活動報告写真

大分県別府湾の堆積物中からイワシの鱗が発見されたことから、瀬戸内での海洋古環境の研究が活発になり、海底コアの採集も多くなりました。いさなでは、グラビティーコアラー(写真)やピストンコアラーなど比較的大きいコアサンプラーも扱うことが可能です。
関連研究
・別府湾堆積物を用いた2千年スケールの環境変動復元
・中世温暖期の瀬戸内海の低次生産に関する研究


調査実習船「いさな」活動内容

活動報告写真

スミス・マッキンタイヤー式採泥器は、様々な性質の表層堆積物を効率よく採集することが可能です。いさなの機動力と併せて、多点採集を行うことによって海底基質の変遷などを明らかにする調査が行われています。
関連研究
・海砂採集後の海底環境変化
・砂堆に生息する「ナメクジウオ」の生態調査
・底生藻類の生産量解析


調査実習船「いさな」活動内容

活動報告写真

いさなでは、長期観測用機材の設置や回収も行います。写真は、別府湾でのセディメントトラップ回収の様子を紹介しています。このほかADCP(音響ドップラー流向流速計)の設置や回収も行っています。
関連研究
・中世温暖期の瀬戸内海の低次生産に関する研究
・急潮(外洋域の黒潮が沿岸域へ進入する現象)の予報
・急潮に伴う生態系応答機構の解明
・高頻度・広域時系列データを用いた急潮進入速度解析


調査実習船「いさな」活動内容

活動報告写真

船底に設置されている計量魚群探知機は、魚類の資源量調査に用いられます。CMESでは,海中の栄養塩類からプランクトンそして魚類へと物質が循環するモデルの構築に用いられています。また、大量発生するミズクラゲの現存量推定や集群形成メカニズムの解明に威力を発揮しています。
関連研究
・ミズクラゲの集群形成メカニズム
・計量魚群探知機を用いたシラスの時空間分布の解析


調査実習船「いさな」活動内容

活動報告写真

「沿岸環境研究を開拓する!」なんて謳っているもんで、なんでもやってしまうのが調査船いさなの宿命でもあります。海中の観測だけではなく、上空の観測や、上空からの観測にも挑戦している今日であります。写真は気象ゾンデの打ち上げ。海中のCTD観測と上空の気温観測を同時に行い、海水温が大気温に与える影響を解明します。このほかにバルーンをもちいた潮目の空中撮影や、ドローンをもちいたクラゲの集群撮影をおこなっています。
関連研究
 ・海峡周辺の冷水域と大気構造に関する研究
 ・ミズクラゲの集群形成メカニズム


調査実習船「いさな」

〒790-8577
愛媛県松山市文京町2-5

TEL/FAX 089-927-8133
mail:onishi.hidejiro.mg+ehime-u.ac.jp
+を@に変えてください。